冴えない東大院生くるまっさのブログ

資格試験や大学院入試の対策方法の紹介を中心としたブログ

大学院に来てよかった4つのこと(大学院の総括)

お久しぶりです。くるまっさです。

 

最近、コロナが大変なことになっておりますが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。私は、先月に無事に大学院を修了し、晴れて社会人となりました。

 

 今回は、大学院に通ってみてどうだったか、総括していきます。

  

 

改めて自己紹介

 

初めましての方に、改めて事故紹介しますと、私は2018年に東京工業大学の工学部電気電子工学科を卒業し、東京大学大学院の工学系研究科バイオエンジニアリング専攻に入学しました。

 

その過程で院試(大学院の入学試験)を経験しまして、その際のノウハウもいくつか記事にしております。

  

 

www.kurumassa.xyz

  

www.kurumassa.xyz

 

 その後、大学院ではかなり苦労しました。修士2年の春には精神を病みました。

 www.kurumassa.xyz

 

そこから何とか復帰したものの、修了間際にはキツい修士論文執筆に、またもや心を折られそうになりました。

  

www.kurumassa.xyz

 

 

大学院に来てよかったこと

 

まず、大学院に来てよかったかどうかですが....

 

とても良かったと思っています。

 

理由を列挙すると、

  1. 学歴に箔がついた
  2. 研究とは何か、学を修めるとは何か、を多少なりとも理解できた
  3. 自分の知力・体力・精神力の限界が分かった
  4. 思考力が数段アップした

の4つくらいでしょうか。

順に説明いたします。

 

1. 学歴に箔がついた

 

これは大学院の本質的な価値ではありません。でも、決して馬鹿にできない(むしろめちゃくちゃ大きいポイント)と思っています。

 

私は東工大から東大に来ましたが、やはり東大院という肩書きのパワーは色々なところで実感します。就活でもそうですし、色々な人とお話をする上でもそうです。(まあ、就活に関していえば東工大でも十分な肩書ではあるのですが...でもやっぱり微妙に扱いが違ったりします)

 

大学院は総じて学部よりも入試の難易度が低い(正直、研究室を選ばなければ東大院の難易度は驚くほど低いです)ので、学歴に箔をつけるために大学院に来る選択は全然ありだと思います。

 

「学歴ロンダリング」なんて言われることもありますが、個人的には「ロンダ上等!」です。

 

事実、大学院で有名大学に進学したことで、学部時代は到底内定を得られなかったような超有名企業から何社も内定を得た人は、私のまわりに何人もいます。実際にこういう事例を見ているからこそ、「学歴ロンダなんて恥ずかしいしやめろ」なんて口が裂けても言えません。

 

学歴ロンダと馬鹿にされようが、良い大学院に入学するメリットは絶大です。

 

 

2.  研究とは何か、学を修めるとは何か、を多少なりとも理解できた

 

私は子供の時から、「とりあえず有名な大学で研究したい」と思っていたので、今はそれを実現できた達成感を強く感じています。

 

私は決して立派な研究をしたとは言えませんし、博士課程やその先に行かないと実感できない世界があることは間違いないと思います。でも、学問を究めている人たちがひしめく環境を肌で感じることができたのは、本当に良い経験でした。

 

企業で研究するという道もありますが、それはやはり"利益"を意識した研究にならざるを得ないわけで、純粋なアカデミックを感じることができるのは、大学や公的な研究機関だけだろう、と思います。

 

東大院で求められていた研究のレベルは、東工大の4年生でやっていたお遊び研究とは比較にならないくらい、「本気の研究」でした。大学と大学院は、全く別のものと思ったほうが良いです。研究を感じたいなら、大学院に進学すべきです。

 

※これは決して東工大がダメということではないです。求められる研究のレベルは、学士・修士・博士によって全く異なりますし、研究室や指導教員のスタイルにも依存します

 

 

東工大のときの友人も口をそろえて、「修士の研究は、学部の研究とは比較にならない」と言いますし、また彼ら/彼女らの多くが、「研究は本当につらい。2度とやりたくない」と漏らしています。(それくらい大学院はきついです)

 

学部で卒業していたら、「あー、研究っていっても大したことなかったな~」で終わっていたでしょう。これは本当に恐ろしいことだと思います。

 

 

3.  自分の知力・体力・精神力の限界が分かった

 

私の大学院生活は本当にきつかったです。

 

これまで、「いじめを受けていた中学1年生時代」「大学受験勉強をしていた浪人生時代」「大学院入試の勉強をしつつ卒業研究をしていた大学4年生時代」というような、比較的辛い時期というものは何度かありました。

 

しかし、(少なくとも今の感覚では)修士2年生の1年間は今まで生きてきた中で、圧倒的に辛かったです。

 

事実、精神的に病んで手が震えたり夜眠れなくなったり、進捗が不安で何日も徹夜して作業したり、なんてことは今までありませんでした。自分の知力の無さに絶望したことも、10回や20回ではありません。文字通り、自分の限界に挑戦した1年間だったと思います。

 

何度も逃げ出したくなりましたし、もしかしたら本当に逃げ出して良かったのかもしれませんが、これを乗り越えた経験は確実に財産になったと思います。

 

4.  思考力が数段アップした

 

最後のメリットは思考力の向上です。ありきたりですが笑。

 

さんざん研究をさぼった私ですが、修士論文の執筆時期だけは本気で取り組みました(もっと早くから本気を出せという話ですが...)。

 

徹夜で解析・執筆して、(満員電車を避けるために)始発で大学に行って、昼に先生とディスカッションをして、というルーティンを何度も繰り返しました。

 

修士論文は客観的に見て全く大したものではないと思いますが、ここに書かれている内容は私の思考力の限界を尽くした結果だと胸を張って言えます。そしてその過程で、確かに私の思考力は高まった実感があります。

 

これほど真剣に思考する機会は、そうそうないだろうと思っています。

  

おわりに

 

大学院は本当にきつい(ただし程度は研究室による)ので、安易に進学はお勧めしません。しかしながら、今回ご紹介したように、私は東大院にきて本当に良かったと思っています。

是非、学問を追求したい方は、大学院の扉を叩いて欲しいと思います。